ハロー!ルッチ🐨です!
オーストラリアのブリスベンにある大学、大学院に通っている期間、ほぼずっとアルバイトをしていました。最初の目的は生活費を捻出するためでしたが、アルバイトによって得られるのは単にお金だけではないことに気づきました。留学中アルバイトをして良かったことをお伝えします!運営者のプロフィールはこちら。
留学生でアルバイトしている人って多いの?
そこまで多くはなかったかな。特に日本人でアルバイトをしている人は少なかったかも。だから逆にチャンスだよね!大学生活だけじゃなくて、アルバイト経験を就職活動の自己PRに使ったりも出来るし、色々な人との出会いにつながるよ。
① 留学先でアルバイトするメリット・デメリット
② アルバイト出来る人・出来ない人
今回の記事を読むことで、私が留学中に感じたアルバイトのメリットやデメリットを詳しく理解できます。
留学中のアルバイトのメリット・デメリット
留学してからどれくらいでバイトをし始めたの?
留学してからだいたい1年経ってから開始したよ!大学1年の2学期目の始めぐらい。とりあえず、大学1学期は向こうの授業に慣れるために必死で、バイトする暇なんてなかったかな。
バイトはすぐ見つかった?
覚えていないからすぐ見つかったと思う。SUBWAYというサンドウィッチ等を販売するファストフード店で4年間以上働いてたよ。
私が留学中のアルバイトで実感したメリットは以下の通りです。
(1) 英語力の向上
(2) ネイティブの友人やその他人脈
(3) 時給の高さ(生活資金の確保)
(4) 現地雇用へのプラス?
(5) 永住権スポンサー
(6) 就活時の自己PRに!
一つひとつのメリットを詳しく説明します!
(1) 英語力の向上
留学先でアルバイトをする最大のメリットは英語力の向上を見込める点です。英語を話す機会が多ければ多いほど、スピーキング力は高まります。これは間違いありません。私が働いていたSUBWAYでは、ネイティブのお客さんや同僚との会話は全て「生きた英語」でした。周りのネイティブ達がどんな言い回しでお客さんと接しているのかを聞き、それをコピーして使うことで自分のものにしていきました!
語学学校ではネイティブの先生がレベルに合ったスピードで話してくれていたかもしれません。しかしながら、お客さんは店員が日本人だからと言ってゆっくり話してくれることはありません。一言一句正確に理解しなければいけないため、必然的にリスニング力も高まります。
また、オーストラリアにはオーストラリア人だけでなく、インド系や中華系など、英語を第二言語として話す方もたくさんいます。キレイな英語だけを理解できるようになるのではなく、国によって異なる様々な訛りを理解することもビジネスをやっていく上でとても重要です。
(2) ネイティブの友人やその他人脈
私がSUBWAYで働き始めた時のスタッフは全員ネイティブでした。バイト先にもよりますが、アルバイト先は大学以上にネイティブの友人を作るチャンスが多くあります。留学生の割合が高くそもそもネイティブが少ない大学や学部が存在するのも事実です。
暇な時間帯ではお客さんと世間話をすることも多々あり、仲良くなったお客さんにホームパーティーに招待されたことありました。
(3) 時給の高さ(生活資金の確保)
2021年7月から施行されているオーストラリアにおける最低賃金は20.33ドルです。毎年の物価の上昇に合わせて$0.5ドル程度ずつ上がっています。私がオーストラリアにいた2007年から2011年までの時給の推移とSUBWAYの時給を以下でまとめています。
年 | 最低時給 | SUBWAYの時給 |
---|---|---|
2007年10月〜 | $13.74 | $16.9 |
2008年10月〜 | $14.31 | $17.39 |
2009年7月〜 | $14.31 | $18.09→$20.31※ |
2010年7月〜 | $15.00 | $20.31 |
2011年7月〜 | $15.51 | $21.11 |
2021年7月〜 | $20.33 | N/A |
最低賃金が上がるごとに私の時給もアップしていき、最終的には1時間21ドル程度になりました。職場によっては、土日の時給アップがあったりする職場もあります。SUBWAYでは祝日のみ2倍でした。
これが実際の給与明細書です。給与の他に、1日出勤するごとに、ユニフォーム洗濯代も支給されていました。
「PAYG withholding」とは会社が代わりに所得税を支払ってくれるシステムで、日本でいう源泉徴収です。と言うことは、時給換算すると13ドルぐらいじゃん?と思われる方もいるかと思いますが、この支払った所得税はタックスリターンという制度で全額戻ってきます。このタックスリターンは自動積み立て貯金のような感じで、毎年楽しみにしていました!
(4) 現地雇用へのプラス
オーストラリアでは履歴書に【Reference: 推薦者】を記載することが一般的です。大学の先生にお願いしたりすることも出来ますが、先生はあなたの勉強に対する熱意はわかっても、働きぶりは知りません。たかがアルバイトといえど、アルバイト先のオーナーからのお墨付きがあるとプラスに働くことは言うまでもありません。
(5) 永住権スポンサー
アルバイト先のオーナーが永住権のスポンサーになってくれることがあります。よくあるのが日本食レストランで働く方です。アルバイト先に永住権のスポンサーになってもらうことで永住権に必要なポイントの上積みができるだけでなく、永住権取得までの期間が短くなります。
(6) 就活時の自己PRに!
アルバイト経験を通じて得たスキルを就活時の自己PRとして使うことが出来ます。学業とアルバイトを両立させるためのタイムマネジメント能力やバイト先でのチームマネジメント能力などについても、具体的にお話しすることができるはずです。
(1) 学業との両立が難しい
(2) 初日から即戦力
(1) 学業との両立
留学中にアルバイトをする場合の最大かつ唯一のデメリットが学業との両立です。大学の授業についていくだけで精一杯の方も多いのが現状です。
学業との両立を行うために、大学一年生時は勉学に集中し大学2年生から始めたり、20時間働くのではなく10時間程度にしたり、働く日を1〜2日に限定したり工夫が必要です。これを乗り越えることで他の留学生よりもより充実した海外留学生活を過ごせますし、タイムマネジメント能力も身につくはずです。
(2) 初日から即戦力
日本のように一から百まで教えてくれることはなく、初日からいきなり即戦力として働きます。そこまで複雑な業務内容ではないのは事実ですが、一通り教わってから接客すると思っていたので、いきなり接客を任された時は正直やばいと思いました。職場によっても異なると思いますが、日本のような研修はありませんのでご注意ください。
私の場合は、日本でもあまり馴染みのないファストフード店だったので、事前にSUBWAYに行って注文したり、周りのスタッフがどのように接客しているかを真似しながら対応していきました。
アルバイトすると学業に支障が出るリスクがあると考えるのではなく、どうしたら両立できるかを考えることが重要!
アルバイトが出来る人・出来ない人
留学生なら誰でもアルバイト出来るの?
学生ビザを持っている人なら週20時間 (※)までなら誰でも働けるよ!
※法律上は、2週間で40時間
※ワーキングホリデーのビザをお持ちの方は時間に関係なく就業できます。
留学生なら誰でも20時間働けますが、現実問題として滞在時間が短い方(6ヶ月以下)や留学生活が始まって間もない方にはお勧め出来ません。まずは新しい環境に慣れてから、アルバイトを探すべきです。私の場合は、アルバイトを始めるとシフトの関係で勉強時間が減り、テストに対する不安を感じることも多々ありました。
一番の目的は大学で学ぶことですので、そこを忘れないようにしましょう。ちなみに、私の場合は、約1年後 (6ヶ月間の語学学校→1学期終了後)の冬休み期間にアルバイトを探し始めました。1年後でも大学とアルバイトの両立に苦労しました。
まとめ (留学生のアルバイト)
最低賃金が20ドル(2021年7月以降)を超えるオーストラリアでアルバイトをすることは、金銭的に大きなメリットがありますが、他にも様々なメリットがあります。
(2) ネイティブの友人やその他人脈
(3) 時給の高さ(生活資金の確保)
(4) 現地雇用へのプラス?
(5) 永住権スポンサー
(6) 就活時の自己PRに!
留学中のアルバイトを通じて一番良かったと思うことは、一緒に働く仲間やお客様とのコミュニケーションを通じて、英語力が向上したことです!毎週約15時間〜20時間、英語で話しているので当たり前ですよね。
自分の時間をアルバイトに使うことで、大学の勉強に充てる時間が減るデメリットもありますが、トータルで考えるとプラス面が圧倒的に大きいと私は考えます。大学生活だけが留学生活ではありません。様々な経験を通じて、成長することが大切です。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます!