ハロー!ルッチ🐨です!
今回は日本で英語を話せるかどうかの指標にもなっているTOEICテストで800点以上の高得点を取るために、必要な知識を皆様にお伝えします!運営者のプロフィールはこちら。
オーストラリアでの5年間の留学経験があるにもかかわらず、初めてTOEICを受けた時840点しか取れずショックを受け、必死に対策しました。問題傾向の分析、解き方の工夫して再度望んだ結果、925点まで伸ばすことが出来ました。
英語力が短期間で伸びたということはもちろんありません。ただ、TOEIC力が伸びただけです!皆様の中にもTOEICで800点・900点以上取る実力がありながら単語をひたすら覚えたり間違った対策を行なっている方がいます。
ぜひ正しいTOEIC対策を行い、目標スコアをクリアしてください!
概要
リーディングパート全体図
TOEICのリーディングはパート5、6、7の3つに分かれており、全体で100問あります。その100問を75分で解く必要があり、時間配分が重要となってきます。
【Part 5】は文法問題が約65%を占め、解答しやすい問題が多くなっています。一方で、【Part 6】は意味を問う問題が多く、文章も【Part 5】と比べ長いため、時間がかかってしまいがちです。
出来る限り素早く解き、【Part 7】に55分以上使えるような時間配分が理想的です。
【Part 7】は一問あたりどれくらいの時間で解くのがいい?
問題によって異なるけど、一問あたり60秒〜90秒で解いていくと【Part 7】全体を解ききれるよ!
Part 5及びPart 6の具体的な攻略方法は下記リンクよりご確認ください!
解答順序
時間をかけなくても解答できる問題から解くことが最優先です!つまり、
① Part 5 (短文穴埋め問題) (1) 文法問題→(2) 意味問題
② Part 6 (長文穴埋め問題) (1) 文法問題→(2) 意味問題
③ Part 7 (読解問題)
①→②→③の順で必ず解いてください!そしてPart 5と6に関しては、必ず文法問題から解き、その後、意味問題に取りかかってください。意味を問う問題の方が難易度が高く、手が止まってしまう可能性があるためです。
【Part 7】は設問の種類が8種類あるけど、設問の順番に解けばいい?
【Part 7】も考え方は一緒。基本的に簡単な問題から解いていきましょう。下の表を見てくれる?
難易度で言うと【Specific】の次【Vocabulary】だけど違くなっているね。
【Specific】を解いたら、次に【Exception】を解くのがお勧め。【Exception】は間違っている答えを一つ選ぶ問題だけど、裏を返すと残りの3つは正しいよね!
なるほど。その3つの選択肢をヒントに、別の問題への手がかりにすることが出来るってことね!
補足すると、【Vocabulary】問題は他の問題との関連性が低く、意味が分からないと解けない問題もあるためです。
①→②→③の順序は変えず、優先順位が同じ問題は自由に順序を変えてもらっても大丈夫です。
Part 5 短文穴埋め問題
①ホップ: 4つの選択肢を確認し、文法問題か意味問題かを判断する
②ステップ:(カッコ)の前後を確認する
③ジャンプ: 予測を立て答えを当てはめてみる
④イェーイ: 1問10〜20秒以内で解く!
ホップ 1. 4つの選択肢を確認し、文法問題か意味問題かを判断する
ステップ 2. 問題文を読み、答えを導き出す
ジャンプ 3. 1問20〜30秒以内で解く!
当たり前ですが、「文法問題」と「意味問題」とではアプローチ方法が異なります。文法問題に対して問題文をまず読み、選択肢を確認する方法ではいくら時間があっても足りません。簡単な文法問題こそ、解き方をしっかりマスターして最速で解答していきましょう!Part 5の解き方の詳細は下記リンクをご覧ください。
Part 6 長文穴埋め問題
①ホップ:4つの選択肢の確認する
②ステップ:(カッコ)の前後を確認する
③ジャンプ:予測を立て答えを当てはめる
①ホップ:4つの選択肢の確認する
②ステップ:(カッコ)の文章を読み、選択肢を確認する
③ジャンプ:2で答えを導き出せない場合、(カッコ)の前後の文章、又はパラグラフを読む
Part 5の解き方と同様です!Part 5と比べ、意味を問う問題が多くなります。どうしても英文を読んで解答となるヒントを探す必要が出てきますが、真面目に最初から最後まで読むことはせず、適切な箇所のリーディングをしましょう!意味を問う問題は時間をかければ解けると言うわけではありません。全くわからない場合は、次の問題に進みましょう!Part 6の解き方の詳細は下記リンクをご覧ください。
Part 7 読解問題
概要
Part 7は全部で54問あります。800点以上を目指す場合55分以上を確保し、900点以上は1時間以上残せると高得点が期待できます!
PART 7: 読解問題 | 難易度 | 問題数 | 目標解答時間 |
---|---|---|---|
1つの文書 | ★★☆ | 29問 | 60〜90秒 |
複数の文書 | ★★★ | 25問 | 60〜90秒 |
難易度を示していますが、1文書の中にも難しい問題、複数の文書の中にも、簡単な問題はたくさんあります。ここでの難易度はあくまでも目安として捉えてください!
もちろん、より時間のかかる複数の文書がある問題よりも、1文書の問題から解いていきましょう!
8つの異なるタイプが存在します!それぞれ異なったアプローチ方法で解答していくと効率的に解答することが出来ます。
用語の説明
これから説明していく中で、用語の定義を下記に示しています。
PART 7 攻略テクニック
TOEICのテストに向かう上で必ず役に立つ3つのテクニックを紹介します!
テクニック① ScanとSkim 【重要度★★★】
Scan:キーワードを見つけるために、読まずに探すこと
Skim:ざっと読むこと (70%ぐらいの理解)
※70%ぐらいはScanで解きます。
※人によってはScanningやSkimmingと言ったりします。
このテクニックを組み合わせて8種類の問題にアプローチします!
テクニック② 接頭語と接尾語 【重要度★★☆】
接頭語(Prefix:P)とは、単語の頭についているものです。例:ご親切の「ご」
接尾語(Suffix:S)は、単語の末尾についているものです。例:僕たちの「たち」
英語の具体例を使って説明します!
接頭語と接尾語を除くと「Vis」と言う単語になります。「Vis」が使われている単語を書き出すと、「見る」が共通ではないかと推測できます!そのため、Invisibilityの場合、「見ることができない事」という意味なのかなと想像できます。
※Invisibility (名):不可視性、目に見えないこと
※TOEICで覚えておくと便利な接頭語及び接尾語をまとめています。こちらからダウンロードできます!
テクニック③ 不明な単語があった場合 【重要度★☆☆】
① ホップ:前後関係 (Context)から判断
② ステップ:接頭語及び接尾語
③ ジャンプ:発音
時間をかけすぎるのはやめましょう!一問あたりの時間は60秒〜90秒です!時間をかけすぎることによって、別の問題に割く時間が減ってしまいます。どうしても分からない時は、潔く諦めて次に進みましょう!
タイプ1 【Specific】具体的な内容を答える問題
Part 7の問題を解く際最も重要な事は「設問文を確認すること」です!特にこの【Specific】タイプの設問文は解答へのヒントが盛り沢山です!
ホップ 1. 設問文から副詞又は形容詞等のキーワードを2つ設定する
ステップ 2. キーワードを問題文から探す:Scanテクニック
ジャンプ 3. キーワードを含む文をベースに自分なりの答えを作り、選択肢を確認する
ここでのキーワードとは、以下の通りです。
①. 形容詞(Adjective)、副詞(Adverb)
②. 動詞(Verb)
③. 名詞(Noun)
設問によっては「数字」「特殊な名詞」「名前」が含まれることがあります。このような場合には、動詞の代わりにこれらをキーワードとして設定し、問題文中から抜き出しましょう!【Specific】タイプの設問に対する詳細は、下記リンクよりご確認ください。
タイプ2 【Exception】間違っている選択肢を答える問題
このタイプ2は設問文に「NOT」や「EXCEPT」などの単語が含まれています。ただ、4つのうち、間違った1つの答えを見つければいい!と言う考えではなく、4つのうち3つは正しいんだ!と言う考え方を持ってください!3つの正しい文章が他の設問を解く上でのヒントになります。
①ホップ:4つの選択肢を先にチェックする。
②ステップ:(A)〜(D)の解答(又はキーワード)を問題文で探す。
※Scanテクニックを使う。
③ジャンプ:消去法で最適解を選択する。
この問題があった場合は、【Specific】タイプの設問の次に解答しましょう!
タイプ3 【Target】対象者を答える問題
このタイプ3【Target】タイプの設問は、設問文に「Who」や「Whom」などが記載されています。
①ホップ:質問文を確認し「WhoやWhom」が記載されている。
②-1ステップ:解答の選択肢が人物名の場合は、文中の人物名を○で囲う。
②-2ステップ:解答の選択肢が人物名以外の場合は、次のステップへ。
③ジャンプ:Skimテクニックを使用して、文中から特定の人物を探す。その際、人物を表す語尾や人物が記載されることが多い「to/for、Dear、Attention」等を見落とさないように意識して読む。
好みにもよりますが、問題数も54問中2問程度の出題数であるため、TOEICの目標点数によっては、飛ばしても良い問題だと考えます。少ない時間の中で効率的に解き、簡単な問題をやり残さないことが難しい問題を解くよりも重要です!
タイプ4 【Purpose】文書全体の概要や目的を答える問題
【Main point/Purpose】タイプの問題の特徴は
設問文に以下のようなキーワードが含まれていることが多いよ!
① (main) purpose・・・
② Why・・・
③ about・・・
そして文章全体の内容を問うような場合、このタイプだと判断します!
①ホップ:2〜5つから成る問題に、【Main point/Purpose】がある場合、まずは飛ばして簡単な問題から手をつける事。
②ステップ:タイプ1「Specific」問題等を解き終え内容の一部を理解した上で、この問題に取り掛かる。
③ジャンプ:4つ選択肢にある【動詞】に着目し、文章の一行目(始めの部分)をSkimする。
④イェーイ:答えを導き出せない場合は、【文章の終わり部分】、そして【各パラグラフの最初と最後の文を読み】、文章全体の理解するために必要なSkimを行う。
設問文だけでなく、選択肢も特徴的になっています。
(A) To 他動詞 目的語
(B) To 自動詞 前置詞 目的語
(C) To 動詞 目的語
(D) To 動詞 目的語
上記のように、Toから始まる文章となっていることが多いです!このタイプの解き方については、下記リンクをご参照ください。
タイプ5 【Implied】推測して正しい選択肢を選ぶ問題
①ホップ:設問文から2個のキーワードを設定(※1個しか設定できないケースもあり)
②ステップ:キーワードを文章から探し出す(Scanテクニック)。
③ジャンプ:キーワードを見つけれない場合は、文章をSkimし最適解を導き出す。
タイプ6 【Suggested】言及されている選択肢を選ぶ問題
この【Suggested】タイプの設問もPart 7の中では出題数が多い問題の一つです。そのため、しっかりと解き方をマスターしテストに臨みましょう!
①ホップ:選択肢(A)〜(D)それぞれから2個のキーワードを設定
②ステップ:キーワードを使用して問題文から探し出す(Scanテクニック)
③ジャンプ:キーワードをScanできない場合は、問題文をSkimし、最適解を導き出す。
④イェーイ:60秒以内に解けない場合は、潔く諦め次の問題に進む。
この問題を解く前に、タイプ1【Specific】やタイプ2【Exception】がないか確認してから解きましょう。これらの問題がヒントとなり、答えやすくなるはずです!
タイプ7 【Vocabulary】与えられた単語に近い意味を答える問題
①ホップ:設問の「単語・フレーズ」をチェックする
②ステップ:「単語・フレーズ」が含まれる一文を読む
③ジャンプ:選択肢を確認し、最適解を選択する
このステップで解答できない場合は、先に紹介した接頭語・接尾語からアプローチする方法を使って解きましょう!
タイプ8 【Insert】一文を適切な箇所に挿入する問題
この設問は、問題文をSkim(ざっと見る)しながら解く必要がある問題です。しかしながら、一文を挿入する箇所が与えられているため、文章全体を読む必要がなく、意外と簡単に解けることが多い問題です。
①ホップ:挿入文をチェックする!
確認内容は
1/副詞(Also)
2/接続詞(But)
3/代名詞(This)
※文の途中にあることも!
②ステップ:【カッコ】の前文を理解する!
前文と挿入文はなんらかの関係性があります。なければその【カッコ】は正しい解答ではないという意味です!
③ジャンプ:【カッコ】の後文を読む!
前文を読んでも理解できなかったり、不確かな場合に後文を読みます。
TOEIC勉強法
次にTOEICのリーディングパートの点数を上げるためにはどのような勉強法がお勧めか紹介します。
問題集の選び方
新形式問題に対応した公式問題集を1冊は必ず揃えましょう。この問題集を何度も何度も解き直しましょう!答えを覚えても構いません。要は、設問の傾向を理解しその設問に対するアプローチ方法を体に染み込ませることが目的です。
公式問題集以外の参考書は不要です。誤解してほしくないのは、別の参考書も使うことが英語力向上にもつながりますし、無駄ではありません。しかしながら、学生の方は学業がメインであり、社会人の方も時間が余っているわけではありません。限られた時間の中で、目標点数に到達したい場合は公式問題集に注力しましょう!
TOEICを勉強する期間
毎日数時間勉強する時間を取れるのであれば、3〜4週間徹底的に勉強することをお勧めします!その理由は、英語力を短期間で爆発的に上げることは出来ないからです。1ヶ月留学してもたかが知れています。短期間でTOEIC300点の方を800点にすることはほぼ不可能です。
一方でTOEICの対策をバッチリ行うことで、100〜200点ほどの点数アップは可能です!TOEIC800点、900点は公認会計士の試験のような難易度ではありませんので、約3〜4週間あれば十分だからです。
むしろ、長期間継続して勉強することが得意な人はあまり多くないため、短期間で集中して勉強する方が効率的だと考えます。
Part 7 具体的勉強方法
みなさんが苦手とするPart 7の具体的な勉強方法をご紹介します!
★ホップ★ 設問の種類を見極める力を養う
8つの種類の設問を正確に判別できるようにしましょう。この時、問題を解答する必要はありません。設問を読み、タイプ1〜8の中でどのタイプに当てはまるかを確認していきます。その際、専用のPart 7解答用紙(こちら)を使ってください。
繰り返しになりますが、「設問文」は解答へのヒントです!設問文を読み解けなければ、正しい解答を問題文から抜き出すのに時間がかかってしまいます。
この作業は、何度も何度も繰り返しましょう!
★ステップ★ キーワードを設定する
設問文からキーワードを設定する問題(タイプ1等)については、キーワードを設定します。そのキーワードを先ほど紹介した解答用紙に記入します。
間違ったキーワードを設定した場合、解答に辿り着くことが困難です。そのため、自分自身が何をキーワードに設定したのか記録しておきましょう。
※キーワードを設定しない設問は不要です。
★ジャンプ★ 問題を解く
最後に問題を解きましょう。タイプを分けることで、自分自身がどのような問題に間違いやすいかも見えてくるはずです。間違えやすいタイプの問題を中心的に解き、苦手な分野を減らしましょう。
最後に
就活のため?転職のため?英語力を鍛えるため? 色々な理由があると思いますが、TOEICを受ける目的を考えましょう!目的を明確にすることで、勉強の意欲にもつながります。
英語に関する質問も常時受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。運営者ルッチ🐨