ハロー!ルッチ🐨です!
このブログでは、皆様が英語に興味を持ってもらい、世界で活躍してもらえるようにサポート出来ればと思い、日々情報発信しています!運営者のプロフィールはこちら。
留学先ってどうやって決めたの?
①英語をしっかりと学べる環境
②良い天候
③学びたい専攻の世界的評価
を軸に決めたよ!
留学といっても国、短期/長期など色々な選択肢がたくさんあるから、悩んじゃう。留学時の話を聞かせて!
うん、ブリスベン留学して感じたメリットとデメリットを紹介するね!
※ブリスベンの大学に留学した経験談をベースとしておりますが、オーストラリア全土に共通している内容もあります。
ブリスベン概要
ブリスベンはオーストラリアのクイーンズランド州(通称QLD)にある州都で、人口約250万人いる都市です。シドニーの530万人、メルボルンの507万人と比べると大きい都市ではありませんが、生活する上で特に不自由に感じることは全くありませんでした。
高い教育レベル
① ランキング上位の大学 (客観的評価)
クイーンズランド州に住む現地の学生の多くが以下の3大学いずれかに入学することが多いです。
大学名 | 豪国内ランキング | 世界ランキング |
---|---|---|
University of Queensland (以下UQ) | #3 | #36 |
Queensland University of Technology (以下QUT) | #12 | #127 |
Griffith University (以下Griffith) | #13 | #201 |
Best Global Universitiesによると、オーストラリアとニュージーランドを含んだ47の大学のうち、UQが国内3位、QUTが12位、Griffithが13位で上位に位置しています。
大学名 | 世界ランキング |
---|---|
東京大学 | #77 |
京都大学 | #127 |
大阪大学 | #263 |
参照:https://www.usnews.com/education/best-global-universities
もちろん、シドニー大学やメルボルン大学など、超有名な大学が別の州にありますが、日本の大学の最高位は東京大学の77位ですので、オーストラリアの教育に対する評価がいかに高いかが分かります。
② 日豪の大学の違い (主観的評価)
私は数ヶ月間だけですが都内のとある大学に通っていました。どちらの大学にも通ってみて、相対的にオーストラリアの教育の方が質が高いと感じます。両方の大学に通った経験から違いをお伝えします!
(1) 授業への積極的な参加
(2) 課題・プレゼン・テストでの評価システム
(3) 復習マスト
(1) 授業への積極的な参加
私が通ったオーストラリアの大学では、1科目「講義」と「チュートリアル」の2構成になっています。「チュートリアル」とは、先生が少数の生徒に対して講義内容をより細かく説明したり、ディスカッションする事です。多くのチュートリアルでは様々な生徒から質問が出たり、熱いディスカッションが行われます!誰かが答えるのを待つ、先生が誰かを指さないと答えないと言う状況は滅多にありません。
(2) 課題・プレゼン・テストでの評価システム
科目によって異なりますが、基本的にテストだけで評価を決めるということはなかったと思います。課題やプレゼンは複数のメンバーで行う事が多く、様々な国の人とグループを作り、完成させなければなりません。
(3) 復習が必須
講義やチュートリアル後、必ずと言っていいほど宿題が出されます。宿題をこなすためには講義やチュートリアルの復習が必須で復習しないとまずついていけません。
③ 様々な国からの留学生
アジアだけでなくヨーロッパやアフリカなど、国も年齢も異なる留学生がたくさんいます。大学によっても異なりますが、ブリスベンに位置する3大学の留学生の割合は、約20%です。他州と比べると若干少ない様です。おそらく、都会のシドニーやメルボルンといった地域により多くの留学生が集まるのだと思います。
また、留学生の勉強に対するモチベーションは高かった印象があります。英語力に関しても、他国の留学生の方が日本人よりもはるかに上手に話す方も多く、とても刺激になります。
④ 自然と融合したキャンパス
ブリスベンはシドニーやメルボルンよりも北に位置しているため、より温暖な気候です。そのため、都会よりも多くの野生動物が存在します。キャンパス内に1mを超える大きなトカゲがいるのは当たり前で、日本でよく見るサギのような鳥も多く見受けられます。
そして、UQ及びGriffithは自然に囲まれた中にキャンパスが存在します(※メインキャンパス)。芝生に横になったり、座ってランチしたり海外ドラマに出てくるようなキャンパスライフが楽しめます!
学費及び生活コスト
① 学費
大学の学費は都会に行けば行くほど高くなる傾向があります。
比較の前提条件として、シドニーがあるNSW州、メルボルンがあるVIC州、ブリスベンがあるQLDで一番評価の高い大学で学費を比較しました。学部は私が専攻した会計学で計算しています。
大学名 | 学費(年) |
---|---|
University of Sydney(シドニー大学) | A$48,000 |
University of Melbourne(メルボルン大学) | A$45,412 |
University of Queensland(クイーンズランド大学)※ブリスベン | A$43,200 |
クイーンズランド大学とシドニー大学では年間5,000ドル(日本円にして約40万円)異なります。3年間通うことを考えるとおよそ120万円の差が出ます。
② 生活費
ブリスベンでの具体的生活コスト
日本の地方都市より東京の生活費の方が高いのと同じように、シドニーやメルボルンの方がブリスベンの生活費よりも高くのは間違いありません。しかしながら、ブリスベンでも決して安くはありません。2011年当時の私の大まかな生活費は以下の通りです。
項目 | 費用(週) |
---|---|
家賃(水道光熱費込み) ※2LDKのマンションを友人とシェア | A$250 |
食費(自炊分) | A$50 |
交通費(バス代) | A$30 |
通信費(携帯・ネット) ※ガラケー | A$50 |
交際費(外食含む) ※週2〜3回外食、コーヒー代等 | A$100 |
雑費(大学での費用) | A$20 |
合計 | A$500 |
上記の金額は週計算なので、1ヶ月あたり2,000ドル必要でした。
【家賃】マンションは、シティーと呼ばれる中心地から歩いて15分ぐらいの場所でした。中心地に一人で住んでいたときは、360ドル/週ほどかかっていました。
【外食】何を食べるかにもよりますが、昼食で約1,000円〜約2,000円、夕食で約2,000円〜3,000円程度かかります。
【通信費】当時は、スマホが普及していなかったため、携帯代がかなり抑えれていました。今だともっとかかるはずです。
公共交通機関の充実
公共交通機関特にバスが発達しています。QUTは市内中心部にあり、UQとGriffithは市内からバスで20分程度のところにメインキャンパスがあり、比較的バスの料金も数ドル程度で利用できます。
電車もあることにはありますが、路線が少なくバスよりは行ける場所が限られています。ブリスベンからゴールドコーストなど、少し遠出をするときに使っていました。
車があればもちろん便利ではありますが必須ではありません。私自身も5年間車を所有せず過ごすことができました!
過ごしやすい気候
声を大にして言いたいのは、ブリスベンの過ごしやすい気候です。晴れの日が多く年間で300日近く晴れると言われています。雨が降ったとしても数時間で止むことが多いため、私はブリスベンに行ってから傘を使わなくなりました!
日本と比べて乾燥しているため、夏でもじめじめ具合は少なく過ごしやすいです。冬の日中の最高気温は約20度で暖かさを感じます。現地に住むオーストラリア人は冬でも半袖の方もいるぐらいです笑 朝方や夜は厚手のパーカー程度で十分な感じだったと思います。ブリスベンを留学先に決めた大きな理由は素晴らしい気候です。
観光スポット
ブリスベン市内にはシドニーのオペラハウスなどのランドマーク的観光スポットはほぼありません。1日あれば大体巡れます!笑 そのため、本来の目的である勉学に励めます!!
とはいえ、週末はリラックスしたりたまには観光したいもの。ブリスベンにはなくても、電車や車で行ける距離に観光スポットがたくさんあるのがブリスベンです!日本の都道府県で例えると埼玉でしょうか(埼玉出身)。東京へはアクセスしやすいし、ディズニーランドにも車で行けちゃう感じです。
ブリスベンの近くには、①ゴールドコースト、②サンシャインコースト等があります。
ゴールドコーストには、有名なサーフィンスポット、遊園地、水族館の他、ショッピングを楽しめるエリアが複数存在します。オーストラリアの高校3年生が卒業するときにこぞって訪れるのが、ゴールドコーストです!
また、サンシャインコーストは国内でも最大級の動物園「Australian Zoo」があります。ビーチも綺麗でビーチ沿いのカフェやレストランも多く、日帰りで楽しめます!
永住権の取得しやすさ
永住権ってオーストラリア人になる権利ってこと?
それは市民権。永住権※は日本のパスポートを持ちながらオーストラリアに住む権利が一生保証される権利のことだよ!普通は何らかのビザがないと住むことが出来ないよ!
※オーストラリアに一定期間住んでいないと消滅することもあります。
留学するときは永住したい!なんて全く思わなかったけど、5年間留学してここで将来住みたいって思うようになったよ!
私自身も40歳までに永住権を申請しようと考えています。永住権が取れる選択肢がある!と言うのは別の国に留学するよりもアドバンテージだと感じます。オーストラリアでの生活が合っているのであれば永住権を取得するために努力すればいいし、合っていないのであれば日本に帰るのも選択肢の一つです。
永住権を取得するためには、様々な条件がありますが、ここではPoint-Tested Stream (Subclass 189)について軽く触れます。このSubclass 189はポイント制になっており、以下の項目別に点数を加算し最終的に70点以上あると、申請することが出来ます。
項目 | ポイント |
---|---|
1. 年齢 | 15〜30点 |
2. 英語力 | 0〜20点 |
3. 豪外における仕事経験 | 0〜15点 |
4. 豪内における仕事経験 | 0〜20点 |
5. 学士/修士/博士号 | 10〜20点 |
6. 専門教育資格 | 10点 |
7. 豪内における学習期間 | 5点 |
8. プロフェッショナルイヤー | 5点 |
9. 通訳/翻訳資格 | 5点 |
10. 地方での学習 | 5点 |
11. 配偶者の英語力 | 5〜10点 |
デメリット
(1) 大学の知名度・認知度の低さ
(2) ワーホリ、短期留学者の多さ
(3) 就職活動がしづらい
(1) 大学の知名度・認知度の低さ
世界ランキング36位のクイーンズランド大学ですが、日本での知名度はシドニー大学やメルボルン大学と比べ低いと思います。実際私もオーストラリアの大学に留学を決意するまで全く知りませんでした。さらに、世界ランキング77位の東京大学の方がネームバリューが強いと思います。留学したいと決意して日本の大学ではなく海外の大学を卒業したわけですから、場所に関係なくモチベーションが高い学生が多いのも事実です。留学生を欲する企業は多く、実際私が勤めていた企業も留学生を積極採用しておりました。
(2) ワーホリ、短期留学者の多さ
ブリスベンに限らずオーストラリア全土に共通することかもしれませんが、ワーホリや短期留学者がある一定数いらっしゃいます。その方々の大半は大学進学者と比べ、勉強に対する意識が低いのかなと思います。観光都市であるゴールドコーストは特に日本人が多くいます。その分、日本食レストランも豊富で楽しめます。
(3) 就職活動がしづらい
大学卒業が12月もしくは6月頃であるため、就職活動時期が日本とズレています。そのため、多くの日系企業が就職活動を終えているため、日本の大学生と比べ、企業数は少ないです。もしくは、卒業後、日本に帰国して就職活動を行う友人も多くいました。
当時はオンライン企業訪問やボストンキャリアフォーラムも今のようにオンラインで開催されていませんでした。記憶が正しければ、ブリスベンではなく、シドニーでのみ行われていました。
今はオンラインで就職活動が出来るようになってきたため、留学生も同じように選考に進むことができ、すごく改善されたと思います。
まとめ (ブリスベン留学)
① シドニーやメルボルンにも引けを取らない高い教育レベル
② 学費や生活費の安さ
③ オーストラリアNo.1の気候
④ 観光スポットへのアクセス良
⑤ 永住権の取得しやすさ
シドニーやメルボルンといった大都市に比べると、少し落ち着いた雰囲気があるブリスベン。高い教育レベルの大学へ通うことができつつ、2都市と比べ留学費用を抑えることが出来ます。
ブリスベンから電車や車で観光都市であるゴールドコースト等に行くこともでき、楽しい外国生活を過ごせます!
オーストラリアライフが気に入ったら、迷わず永住権を申請しましょう!
① シドニーやメルボルンと比べ、知名度が低い
② ワーホリや短期留学生が多い
③ 就職活動のしづらさ
3つのデメリットをあえてあげましたが、ブリスベンは2032年に夏季オリンピックが開催されることが決まっていて、日本での知名度も高まってくるはずです。そしてワーホリや短期留学生はシドニーやメルボルンでも数多くいます。就職活動はオンラインの発達によって解消されつつあります。
ブリスベンの大学にしか留学したことがないため客観的な評価は難しいですが、ご参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます!ルッチ🐨