ハロー!ルッチ🐨です!
TOEICのリーディングパートの最重要パートと言えばPART 7!この記事を読めば、PART 7の70%を正しく且つ素早く解答できるようになります!短期間で英語力は上げれませんが、【TOEICの点数アップは可能】です!私はこのやり方で840点→925点へ上がりました!運営者の紹介はこちら。
リーディングのPART 5の解き方及びPART 6の解き方もぜひご参考ください。
毎回Part 7が最後まで解けないからPart 5とPart 6は後回しにしたらどうかな?
それは絶対ダメだよ。TOEICのリーディングテストは必ずPart 5→Part 6→Part 7の順番でやろう!Part 5と6はPart 7に比べてずっと簡単な問題が多いからね。
聞いて良かった!
うん!今回紹介するテクニックでPart 7の7割をカバー出来るから、ちゃんと理解してね!
問題構成
リーディングセクション問題構成(概要)
リーディングセクション | 難易度 | 問題数 | 目標解答時間 |
---|---|---|---|
PART 5:短文穴埋め問題 ①文法問題 ②意味問題 | ★☆☆ | 30 | 1問 20秒以下 |
PART 6:長文穴埋め問題 ③文法問題 ④意味問題 | ★☆☆ | 16 | 1問 30秒以下 |
PART 7:読解問題 ●1つの文書 ●複数の文書 | ★★☆ ★★★ | 29 25 | 1問60〜90秒 ※55分以上を確保すること※ |
1文書の読解問題:2〜4問の問題が与えられます。
2文書/3文書の読解問題:5問の問題が与えられます。
1文書でも複数の文書から成る読解問題でも、一緒のアプローチ方法です!
1問60〜90秒よりもっと時間がかかっている気がする。
いかにPART 5、PART 6で時間を稼ぐかが重要だね!満点を目標としていないのであれば、問題の取捨選択をして進むのもありだね!
複数の文書の読解問題は飛ばすっていう意味?
違う違う!笑 複数文書の場合5つの設問が与えられるんだけど、その中にも簡単な問題がたくさん含まれているよ!!これから解説していくね!PART 7を制するものはTOEICを制するよ!
PART 7問題構成(詳細)
PART 7は【8つのタイプ】に分けることが出来ます。下の表をご覧ください。
タイプ名 | 補足 |
---|---|
1. Specific | 一部の内容について答える問題 |
2. Exception (Not mentioned/ Not true) | 言及されていない内容を答える問題 |
3. Who is target reader | 対象者を答える問題 |
4. Main point / Purpose of writing | 文書の概要を答える問題 |
5. Answer is implied | 文書から推測して答える問題 |
6. Mentioned/ Stated/Suggested/ True/ etc… | 言及されている内容を答える問題 |
7. Vocabulary | ボキャブラリーの意味を答える問題 |
8. Insert a sentence | 一文を適切な箇所に挿入する問題 |
PART 7の読解問題は54問あるから、それぞれタイプが6〜7問ぐらいずつ出題される感じ?
ううん。実は問題数の30〜40%が今回紹介する【Specific】なんだ!
今回は、【Specific】タイプの問題をどのようにアプローチすればいいか解説します!
PART 7攻略テクニック
問題構成で説明した8つのタイプで役に立つテクニックを紹介します!TOEICの問題に限らず、様々な長文読解問題に“共通して”使えるテクニックです!
テクニック① ScanとSkim 【重要度★★★】
Scan:キーワードを見つけるために、読まずに探すこと
Skim:ざっと読むこと (70%ぐらいの理解)
※70%ぐらいはScanで解きます。
Scanは何ページにも渡る取扱説明書を一から百まで読むのではなく、分からない箇所があればその箇所を探して問題を解決するイメージ!
取説はちゃんと読もう!笑
はい笑 一方でSkimは新聞を読むイメージかな!文章量が多い新聞を一言一句読んでたら毎日時間がいくらあっても足りないから、ざっと読む感じ!
人それぞれな気がするけど、言いたい事は分かったよ!
ScanやSkimがピンとこない方はScan:Search(探す)、Skim:Browse(ざっと見る)に置き換えてみたりするとわかりやすいかも?
テクニック② 接頭語と接尾語 【重要度★★☆】
接頭語(Prefix:P)とは、単語の頭についているものです。例:ご親切の「ご」
接尾語(Suffix:S)は、単語の末尾についているものです。例:僕たちの「たち」
英語の具体例を使って説明します!

一見分からなそうな単語でも分解してみると、なんとなく意味が見えてくることもあります。Invisibilityの場合、「見ることができない事」という意味なのかなと想像できます。
※Invisibility (名):不可視性、目に見えないことと辞書では記載されています。
接頭語の「In」や接尾語「ity」は皆さんも見たことある形だと思います。それぞれの語の意味を理解しておくと、とても便利です!TOEICだけでなく、他の資格試験や英作文等で言い換えて表現したい場合でも使えますので、接頭語と接尾語を理解しボキャブラリーを増やしましょう!
※TOEICで覚えておくと便利な接頭語及び接尾語をまとめています。良かったら参考にしてみてください。シートはこちらです。
テクニック③ 不明な単語があった場合 【重要度★☆☆】
① ホップ:前後関係 (Context)から判断
② ステップ:接頭語及び接尾語
③ ジャンプ:発音
ただし、時間をかけすぎるのはやめましょう!一問あたりの時間は60秒〜90秒です!時間をかけすぎることによって、別の問題に割く時間が減ってしまいます。どうしても分からない時は、潔く諦めて次に進みましょう!
PART 7における用語の説明
これから説明していく中で、用語の定義を下記に示しています。

●「設問」は水色のアンダーラインがある文を指します。
●「選択肢」は緑色の部分の(A)〜(D)までの4つの選択肢を指します。
【Specific】タイプ問題の見極め方
【Specific】タイプの問題ってどういう問題のことを言うの?
【Specific】タイプの問題とは、問題文中に記載されている一部の内容について答える問題だよ!具体的には、↓↓↓
1. What is the standard rate for a single room on a public holiday?
2. Which hotel package includes a free meal?
3. According to the advertisement, when does the fitness club close?
確かに問題文全体の内容というより、特定の情報を聞いている感じだね!
この【Specific】タイプ問題は様々な形で聞かれますが、他のタイプも学ぶことでより明確に理解できるようになると思いますので、ご安心ください!
【Specific】タイプ問題に対するアプローチ方法
★ホップ★ 「設問」からキーワードを2つ選択する
①. 形容詞(Adjective)、副詞(Adverb)
②. 動詞(Verb)
③. 名詞(Noun)
なぜ形容詞や副詞をキーワードにすべきかを、Apple (りんご)を例にして説明します!
Appleには、大きいりんご、赤いりんごなど様々なりんごがあります。形容詞である「大きい」があることで、全てのりんごの中から、大きなりんごのみを限定しています。つまり、より具体的に表現しています。TOEICでは、このような具体的に表現している内容が答えになることが多いです。形容詞や副詞がない場合は、動詞や名詞をキーワードとして設定しましょう!
それでは具体例を使って、キーワードを設定しましょう!
【設問】 Why does Kangaroo currently study for the test?
さっき説明してくれたポイントからすると、
キーワード1: currently
キーワード2: study
かな?
うん、正解!今回は形容詞がなかったけど、currentlyという副詞はあったね!副詞や形容詞が2つある時は、その2つをキーワードに設定しましょう!
キーワードを設定する上で注意すべきポイントは、設問のみを確認しA〜Dの解答は絶対に見ないことです。(A)〜(D)の答えのうち、3つは不正解です。TOEICは解答スピードが重要なテストであり、間違った答えを読んだ上でキーワードを設定するのは時間の無駄で、間違った解答を読んでも答えを導き出すことは不可能です。
★ステップ★ 「問題文」からキーワードをScanする!
探すべき単語は、
(1) 同義語 (Synonym)
(2) 同じ単語 (The same word)
(3) 同じ意味を暗示する単語 (Words that imply the same)
キーワードを設定してもどうしても問題文を読んでしまう方がいらっしゃいます。ここで注意すべきポイントは、
問題文を一から読まないこと!そしてあくまでもScan(探す)して、正しい解答を見つけましょう!
今回の例で説明すると、キーワードの「currently」及び「study」がないか一行目から探します。すると、currently preparing・・・という文章が1パラグラフ目にあります。
currentlyは全く同じ単語(1)が使われており、Studyは問題文中で「prepare(準備)」が使われています。これは先程ポイントで述べた同じ意味を暗示する単語(3)として認識します!
このように、1つの文に「2つのキーワード」が含まれているケースが多いです。ただ、同じ単語が文中に出てくるとは限らないため、同義語等も一緒に探します。
キーワードを見つけたら、次の順番で解答となるヒントを探します!
①そのキーワードが含まれている一文を読む。
②キーワードが含まれている文の前後の文を読む。
これで大体の答えは導き出せるはずです!
TOEICの学習において、同義語、品詞が変わった同じ意味を成す単語等を覚えることがハイスコアに繋がります!よくTOEICで使用される同義語リストはこちらにまとめています。TOEIC800点、そして900点を目指す上である程度の語彙力は必須です。
★ジャンプ★ 自分なりの答えを作る!
キーワードを見つけ答えとなる一文を見つけたら、(A)〜(D)の選択肢を見ずに、まずは自分なりの答えを作りましょう!
厳密に答えを文章化したりする必要はありません。答えだと思う問題文の一部に線を引いたり、その一文に指を当てながらこれが答えだ!と思うだけでOKです!そうすることで、4つの選択肢を見ても、答えがブレずに正しい選択肢を選ぶことが出来ます。
・・・to apply for international sales position・・・.
★イェーイ★ 最適解を選択する
(A) To study English at university in Tokyo
(B) To graduate from university in four weeks
(C) To apply for work as an international sales person
(D) To impress human resource in the company
これだ!という解答があれば迷わずその選択肢を選び、次の質問に進みましょう。少しでも迷いがある場合は、消去法で間違っている解答を消して選択肢を狭めて考え、解答を導き出しましょう。
迷っているからといって、後で解答することは必ず避けましょう。そのとき迷っていて後で正しい解答が選択できることはまずありません。様々な問題を解くことで、その問題の内容を忘れてしまいますし、戻って解答する又は見直しする時間はありません。
まとめ:PART 7【Specific】タイプ
今回の記事では、TOEIC PART 7における【Specific】タイプ問題に対するアプローチ方法を解説しました。PART 7の中でも一番多く出題されるタイプです。見極め方と解き方をしっかりマスターしてください!
●PART 7は8つの種類の問題に分けられる
●SpecificタイプはPART 7の問題の約3〜4割を占める
●1問あたり60〜90秒で解答する
Specificタイプ問題かどうかの見極め方は設問を読み判断します。設問が問題文全体における一部の内容について聞いている場合は、Specificタイプの問題と断定する。
ホップ 1. 設問文から副詞又は形容詞等のキーワードを2つ設定する
ステップ 2. キーワードを問題文から探す:Scanテクニック
ジャンプ 3. キーワードを含む文をベースに自分なりの答えを作り、選択肢を確認する
このやり方をマスター出来れば、TOEIC800点以上を狙えます!今回解説したステップをもとに、文章を一から読もうとせず、設定したキーワードをScan(探す)して、解答を導き出してください。
TOEIC PART 7の文章自体は比較的簡単で、全ての問題を一から読んで解答すれば正答率も上がるはずです。しかしながら、与えられた時間内で54問を1問あたり60秒〜90秒程度で解答しなければなりません。
お手持ちのTOEIC公式問題集を使って何度も解き方を復習しましょう。今までの解き方と比べ、より少ない時間で解答できるはずです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!